九州海外協力協会のブログ

Kyushu International Cooperative Association's Blog

普通救命講習に参加しました!後編 〜出来た!出来たよ!編〜

さて、前回は胸骨圧迫が全くできず心の中で号泣した私H。

続いて、AEDの使い方講習です。

 

AEDの講習を受けた方はご存知だと思いますが、基本的にはAEDはスイッチを押したらその後の動きは全てAEDがアナウンスしてくれます。最近は様々なAEDの機種があり、それぞれアナウンスも違うそうですが、どの機種もそのアナウンス通りに行えば大丈夫です。

 

アナウンス通りに電極パッドを貼り、AEDが心電図を解析しショックが必要と判断したら「ショックが必要です」とアナウンスが流れます。

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パッドは1回限りの使用なので落ち着いて正確に貼る

ボタンを押すよう指示されたらボタンを押し電気ショックを実行し、数分後に再びAEDが心電図の解析をするまで再度胸骨圧迫をし続けることになります。

 

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H「ボタンを押します!離れてください!!」

私もレクチャー通りに、電気ショック終了後、再解析までの間に胸骨圧迫を再度試みると・・・なんと!「ベコン、ベコン」と音が鳴るようになりました!何故急に出来るようになったのかは良く分からなかったのですが、職員さん曰く「姿勢が良くなった」とのこと。正しい姿勢になるとこんなにも簡単なのかと思いましたが、さすがにこれを救急隊員の方が到着するまで(大体8〜9分超えるぐらい)行い続けるのはしんどいです。やはり、仲間は必要ですね。そして、「ベコン、ベコン」となった時に私以上に2人の職員さんが大喜びしてくれたのが印象的でした。

 

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何故か急にできるようになった胸骨圧迫

その後、回復体位や気道異物の除去についても実技を通して学びました。

 

遥か昔に受講していたことは忘れているものも多く、また実技を受けたとはいえ実際にそのような場面に出くわした時にすぐに体が動くかどうかはわからないな、と思いました。でも、まったく無知な状況より遥かに役に立つのではないかと思います。そして、このような講習も1回受けただけではなく、定期的な受講の必要性も感じました。

この知識が必要な場面がないことが一番だと思いますが、「もしもの時」に人の役に立てるかもしれません。各自治体で様々な救命講習があります。皆さんもお時間が許されるようでしたら、是非受講されてみてください。

 

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胸骨圧迫が出来ないままだったら、この修了証はどうなっていたのか・・・

学んだこと:何事も正しい姿勢が大切。

 

*写真は講習中に撮影したものではなく、全て終わった後にブログ用にと撮影の協力をお願いしたものです。現在のコロナ禍では、感染症対策として要救護者の口と鼻にハンカチなどの布を置くようになっているそうで、実際の講習時にはそのような指導も行っていただきました。